VJ011644 グランギニョルの夜
VJ011644 ■あらすじ「あいつら元気かなあ」窓際に頬杖をつき、松瀬渚はクスクス笑った。一両きりの電車。車窓の景色はどんどん緑一色になっていく。山が近い。夏休みから卒業までの数ヶ月を、両親から離れ田舎で過ごすことになった渚。仲の良い友人たちの姿を思い、自然、心は浮き立った。明るく元気な一臣。控えめだがしっかり者の光。少しマセたところのある、一臣の妹・一葉。渚はこの夏休みが楽しみで仕方なかった。皆と再会出来るのが嬉しくてならなかった。だが――「……」ふ、と一瞬。おかしな感覚が、渚の背筋を這ったような気がした。なぜだろう?憂うことなど何もない。――何もない、はずなのに。車内アナウンスが響いた…
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